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高校入試の肝!「理科(化学)」記述対策

2021.4.5
中学生

今回は、理科(化学)の例題を使い、ワンポイント解説を致します。

基本問題ですので、確実に得点できる問題です。要点をおさえて解答しましょう。

 

【問題】次の図のように、加熱して液体にしたろうの液面の高さに油性ペンで印をつけ、しばらく放置した。ろうが冷えて固体になったとき、固体のろうの最上部は油性ペンの印に一致していたが、中央はくぼんでいた。また、ろうが液体から固体に変化しても、その質量は変化しなかった。ろうが液体から固体に変化したとき、密度はどうなったと考えられるか。ろうの体積の変化に関連付けて、簡単に書きなさい。

中学 理科 密度の問題の図

 

 

【解答例】ろうの体積が小さくなったので、密度は大きくなったと考えられる。

 

【解説】「密度はどうなったと考えられるか」とあるので、「~なったと考えられる」と答えます。

この問題は、見方によっては「四択」です。体積が「大きくor小さく」密度が「大きくor小さく」を組み合わせるわけです。つまり、あきらめるには惜しいことがわかります。

次に、体積がどうなったかは、図からわかります。中央がくぼんだ分、小さくなりました。

これで、事実上「二択」問題です。「体積は小さくなったので、密度は~なった」です。ほとんどの物質は液体から固体に変化すると密度は大きくなります。さらに、体積が小さくなって質量が変わらないのですから「密度は大きくなった」と推理が可能です。

これで正解を書くことができます。なお、「ろうの体積の変化に関連付けて」とあるので、体積には必ず触れて下さい。

※密度は「大きい・小さい」、または「高い・低い」で表します。

 

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