高校入試の肝!「理科(地学)」記述対策
2021.3.3
中学生
与えられた表、グラフや模式図等と問題文を正確に読み取り、聞かれている事を的確に解答する力は、一朝一夕にはつかないと、皆さんお思いではないでしょうか。
もちろん反復学習は必要です。ただし、闇雲に問題を解いていても、時間をかけた割には実力が伴わないという事に陥ってしまいます。
当塾では、各教科、頻出問題の「ここは絶対外せない」という、考え方のポイントをしっかりと解説し、記述問題でも確実に得点できる様な指導をしております。(その授業品質の高さは、毎年の浜松上位高校への合格実績で実証されております。)
今回は、理科(地学)の例題を使い、ワンポイント解説を致します。
【問題】図1は、北半球が夏至の日のときの、太陽からの光の向きと地軸の傾きのようすを模式的に表したものである。地点Xは北緯35°であり、地点Yは南緯35°である。図2は、地点Xにおいて観測した、冬至、春分、夏至の日の太陽の動きを点線で示した透明半球を真東からみたときの模式図である。北半球が夏至の日であるとき、地点Yで観測した太陽の1日の動きは、図2の透明半球においてどのように示されると考えられるか。図2に実線でかきなさい。
【解答例】次の図
【解説】一見難しそうですが、シンプルな作図問題です。北半球と南半球では、いろいろなことが逆になることをイメージして解きます。つまり、太陽の動きも季節も逆になります。地点XとYは、それぞれ赤道からの緯度が同じ35°の地点になりますので、地点X(北半球)の夏至の日の太陽の動きとは真逆の動きが、地点Y(南半球)での太陽の動きになります。方眼が用意されているので、方眼に沿ってかかなければ、減点または不正解となるので注意しましょう。
現在、新年度(2021年)入塾受付中。各授業プランはこちら。3月24日からは春期講習も開始します。
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