高校入試の肝!「理科(化学)」記述対策
2021.2.21
中学生
高校入試においては、最も点数に差が出る「記述問題」が、合否の鍵を握っています。
当塾では、その重要ポイントを的確に押さえ、確実に正答するための指導を行っています。
今回は、理科(化学)のワンポイント解説です。
【問題】一般に、化学変化の前後では、質量が一定に保たれる。化学変化において、もとの物質が別の物質に変化するにもかかわらず、質量が一定に保たれるのはなぜか。その理由を、化学変化における原子の種類、数、組み合わせの3つの点から、簡単に書きなさい。
【解答例】化学変化の前後で、原子の組み合わせは変わるが、原子の種類と数は変わらないから。
【解説】「化学変化…質量が一定に保たれるのはなぜか」ですから、「化学変化…から」と答えます。まず、化学変化とは何かを確認して書きます。「原子の組み合わせが変わり別の物質に変化すること」です。同じものの組み合わせが変わるだけで、原子そのものは種類も数も、もちろん質量も変わりません。この原則をもとに答えます。
「化学変化における原子の種類、数、組み合わせの3つの点から」が複雑ですが、整理して順にチェックすれば確実です。
(1)種類:変化なし、(2)数:変化なし、(3)組み合わせ:変わる、という事になります。
文にまとめる自信がなければ、設問をほぼそのまま使う方法も有効です。
「化学変化において、原子の種類は変わらない。数は変わらない。組み合わせは変わる。だから質量は一定に保たれる。」→これでは文としてのまとまりが悪いので、減点のおそれがあります。それでも、本質的な意味は正しく書かれているので、あきらめてしまうよりはずっと価値があります。
現在、新年度(2021年)入塾受付中。各授業プランはこちら。3月24日からは春期講習も開始します。
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